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令和元年度「日本酒学B」を開講しました

今年度も、日本酒学講義の総括となる「日本酒学B」が、2日間の集中講義として2020年2月12日(水)、13日(木)に開講され、27名の学生が参加しました。

1日目は、新潟県醸造試験場において、金桶光起場長ならびに佐藤圭吾専門研究員、菅原雅通研究員から、人の味覚やきき酒に関する基礎的な講義を受けたのち、実践として味覚の確認テストと味の識別、またお酒に含まれる香り成分のマッチングテストや市販酒の利き酒に挑戦しました。受講生の多くが、本格的なきき酒は初めての経験であり、その難しさと専門性の高さに驚きと感嘆の表情を見せていました。

2日目は、新潟市西区の高野酒造さんのご協力で、会社内の会議室を間借りしての講義となりました。まず午前中の施設見学では、酒造工程の順に設備や作業内容について高野英之社長より丁寧にご説明を頂きました。引き続いて、新潟県酒造組合の近藤伸一副会長・近藤酒造社長から「日本酒からの地域活性化」の講義があり、自社の取り組みを中心としたお話を頂きました。午後は、同じく新潟県酒造組合の副会長である平島健・尾畑酒造社長から、「日本酒からの地域活性化」として、佐渡島と世界を繋ぐ取り組みについてご講演をいただきました。その後のディスカッションでは、大平俊治会長と高野英之社長にも加わって頂き、学生との間で活発な議論が行われました。更に、平田大六・新潟清酒学校元校長にお越しいただき、「日本酒のマナー」として酒飲礼儀11箇条について冗談を交えながらお話を頂きました。締めくくりは、金桶光起場長と料理研究家の中島有香さんから、「食事とのマッチング」として日本酒と食べ物の相性について説明して頂き、実際のマリアージュとしてチーズとスルメが日本酒とワインでどのように相性が異なるのか、またさっぱりとした料理と甘味やコクのある料理では各々どのようなタイプのお酒が合うのかなど、体験型の学びを通じて日本酒の奥深さについて考える機会となりました。

日本酒学では、このように主体的な学びを通じて日本酒に対する理解をより深める取り組みにも益々力を入れていきます。