令和元年度後期新潟大学公開講座 「日本酒学ことはじめ」を開講しました
全国的にも高い注目を集めている「日本酒学」の市民向けの講座として、“日本酒の奥深さを多角的に学ぶ”を目的に、2019年11月から公開講座「日本酒学ことはじめ」を開講しました。この企画には、当初より高い関心が寄せられ、申込開始からわずか2日で定員に達するなど注目を集めました。
全8回にわたって開催された同講座の最終回として「利き酒の基礎」が行われました。日本酒の香りや味の要素からバランスや特徴を判断する「分析型評価法」と、日本酒を楽しみながら飲むための「嗜好型評価法」などについて説明された後、学んだ内容の実践の場として、県内酒蔵の日本酒4銘柄を使った試飲が行われました。
受講生からは、「奥が深く、日本酒に関する研究を様々な観点から体系的に学ぶことができた」「産官学が一体となった取り組みを、新潟から世界へ発信していただきたい」などの感想が聞かれ、盛況のうちに終了しました。
本学は地域に根ざした総合大学として、今後も新潟地域の多彩な魅力を発信する取り組みを展開していきます。
新潟大学公開講座「日本酒学ことはじめ」
新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」講義室 A (新潟駅南口 プラーカ1・2階)
2019年11月6日~12月25日(8回) 水曜日 午後6時30分~8時
定員:50名(申込多数の場合抽選)
日にち | 内容 | 講師・担当 |
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第1回 11月6日 | ガイダンス -新潟大学の日本酒学・日本酒に関連した活動の取り組み紹介- |
新潟大学 農学部 教授 鈴木一史 准教授 元永佳孝 助教 伊藤亮司 経済学部 准教授 岸保行 |
第2回 11月13日 | 「日本酒 」ってなに?-製造方法の基礎- | 新潟県醸造試験場 場長 金桶光起 新潟大学 農学部 教授 鈴木一史 |
第3回 11月20日 | 新潟の酒造りの歴史 | 新潟大学 人文学部 教授 原直史 |
第4回 11月27日 | 日本酒と酒米 | 新潟県醸造試験場 専門研究員 鍋倉義仁 農学部 教授 三ツ井敏明 |
第5回 12月4日 | 日本酒と健康 | 新潟大学 歯学部 准教授 岡本圭一郎 助教 柿原嘉人 |
第6回 12月11日 | 日本酒の流通・販売・国際展開 | 新潟大学 農学部 助教 伊藤亮司 経済学部 准教授 岸保行 |
第7回 12月18日 | 日本酒と食 | 新潟大学 農学部 教授 藤村忍 教育学部 准教授 山口智子 |
第8回 12月25日 | 利き酒の基礎 ※日本酒の試飲あり |
新潟県醸造試験場 専門研究員 青木俊夫 新潟大学 経済学部 助手 渡辺英雄 |