第5回日本の酒シンポジウム~日本の酒文化をつなぎ、拓く~を開催しました
9月10日(水)13時00分より、鹿児島大学 学習交流プラザ(鹿児島県鹿児島市)にて、鹿児島大学農学部附属焼酎・発酵学教育研究センター、山梨大学ワイン科学研究センター、新潟大学日本酒学センターの合同による「第5回日本の酒シンポジウム~日本の酒文化をつなぎ、拓く~/第21回鹿児島大学焼酎学シンポジウム合同大会」をハイブリッド形式(対面およびオンライン)で開催しました。
第1部(講演会)では、特別講演として、東京農業大学 小泉武夫 名誉教授より、「ユネスコ無形文化遺産登録を追い風に ― 日本の酒の未来戦略 ―」と題したご講演をいただき、日本の酒文化の未来を考える貴重な機会となりました。
続いて行われた「3センターの取り組み報告」では、日本酒学センターの岸保行センター長が登壇しました。さらに「最先端研究の報告」では、西田郁久 准教授より、酵母におけるコエンザイムQの役割と酒造りとの関わりについて研究成果が紹介されました。
センターの取り組みについての報告(岸保行 新潟大学日本酒学センター長/教授)
最先端研究の報告(西田郁久 新潟大学日本酒学センター/准教授)
第1部の締めくくりには、第2部の試飲会に向けた「飲み方講座」が開かれ、日本酒学センターの西田 准教授が「清酒のきき酒」について解説し、参加者は香りや味わいの評価方法について理解を深めました。
第2部(試飲会)では、多様な日本酒・ワイン・焼酎が提供されました。
日本酒は、新潟大学の大学院生らが醸造に携わった「六花の杜」をはじめ、合計21種類が並び、参加者はそれぞれの個性を楽しみました。
提供した21種類の日本酒と「清酒のきき酒」について解説をした西田 准教授
試飲会会場の様子
また、第1部と第2部の合間には、3センターに所属する学生によるポスター発表も行われました。研究成果について活発な議論が展開され、発表を行った学生にとっても大変貴重な経験の場となりました。
ポスター発表の様子