日本酒学センターの小野佳子推進室長と岸保行センター長の日本酒の嗜好調査に関する研究成果が学術誌『日本酒学ジャーナル』に掲載されました
日本酒学センターの小野佳子推進室長と岸保行センター長は、日本酒の国際展開に資する嗜好分析を目的として、日本・フランス・アメリカの3か国において比較調査を実施しました。調査の結果、フランス・アメリカの回答者は、ワイン文化に根差した背景を持ちながらも、日本酒に対する高い関心と好意的な評価を示し、特にフルーティーでフレッシュな香味を持つ日本酒が好まれる傾向が明らかになりました。
さらに、本研究は、日本酒の海外展開において、香味の訴求に加え、文化的価値を伝える多層的なプロモーション戦略が重要であることを示しています。
本研究成果は、学術誌『日本酒学ジャーナル』に掲載されています。
[論文情報]
【掲載誌】『日本酒学ジャーナル』2025巻(2025)4号
【論文名】フランスとアメリカのワイン学を専攻する学生・研究者を対象とした日本酒の嗜好調査-日本酒学を学ぶ日本人学生との比較-
【著者】小野佳子、岸 保行
【doi】10.57517/sakeology.2025.4_42