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新潟大学 全学向けGコード科目「国際共修:グローバル社会におけるビジネス・コミュニケーションB」において、八海醸造株式会社から講師を迎え、外国人留学生と日本人学生がともに日本酒について学びました

新潟大学 グローバル推進機構 国際交流センターが提供する全学向けGコード科目「国際共修:グローバル社会におけるビジネス・コミュニケーションB(開講番号:240G3759)」(※1)(担当教員:グローバル推進機構 国際交流センター 蒙 韫(韞)准教授)において、八海醸造株式会社から講師をお招きし、外国人留学生と日本人学生が、日本酒の世界展開とその観光産業について学び、考えました。

本学五十嵐キャンパスでの講義は2週間にわたり行われました。講師として八海醸造株式会社 営業本部 海外営業部 海外営業課の斎藤 清人係長、續 綾乃氏をお迎えし、酒造りの基礎や会社紹介に加え、同社の酒造りにかける思い、豊富な商品ラインナップ、海外事業展開および同社が運営する「魚沼の里」についてレクチャーいただきました。その後、「日本酒のグローバル展開」をテーマにワークショップを行い、参加学生のグループワークや発表、産学連携の議論により学びを深めました。
二週目の講義の冒頭では、日本酒学センター推進室の小野 佳子 推進室長が日本酒学センターの教育に関する取組を中心に紹介しました。

上述のレクチャーとワークショップ後、2024年12月21日(土)にフィールドワークとして24名の学生が八海醸造株式会社と同社が運営する「魚沼の里」を訪問し、雪室や酒蔵見学により同社の酒造りについて学びました。特に酒蔵見学では、今も手作業で行っている麹づくりの工程を見学し、日本の伝統的酒造りである米麹づくりの作業を目の当たりにすることができました。
また、現地における二回目のワークショップでは、日本酒の試飲と「魚沼の里」への巡り体験を通して、日本酒の伝統継承と海外展開、また同社が運営する「魚沼の里」のインバウンド事業の拡大について、グローバルと地域活性化への貢献という様々な観点から積極的な意見交換が行われ、貴重な学び・議論の場となりました。

参加学生からは、「今回の連携講義、酒蔵見学と「魚沼の里」の観光ツアーは、新潟そして新潟大学での一番良き思い出になりました」との声が聞かれました。

八海醸造株式会社 営業本部 海外営業部 海外営業課 斎藤係長による講義の様子

日本酒学センター推進室の小野推進室長による日本酒学センターの紹介の様子

八海醸造株式会社での酒蔵見学の様子

現地でのワークショップの様子

試飲の様子

集合写真

(※1)地域活性化や地方が注目しているビジネス上のテーマや、地方企業・地域経済のグローバル化等について、TBL (Team-Based Learning 多国籍チーム学習)やPBL(Problem-Based/Project-Based Learning 問題解決型/目標達成型学習)を通して協働プロジェクトを遂行し、解決策を提案する等、多様なレベルで様々な取り組みを行い、大学生の段階で早めに会社や仕事の疑似体験ができる講義です。第3,4ターム、木曜日3限に行われています。