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第6回日本酒学シンポジウム「日本酒学の世界展開を目指して~アメリカワイン学との交流~」を開催しました

2023年11月28日(火)14時より、新潟日報メディアシップ2階 日報ホールにて、新潟大学、新潟県、新潟県酒造組合主催の第6回日本酒学シンポジウムをハイブリッド形式(現地およびオンライン)で開催しました。
本年度は、テーマを「日本酒学の世界展開を目指して~アメリカワイン学との交流~」とし、2020年に新潟大学と大学間交流協定を締結した米国カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)より2名のワイン学の研究者をお招きし、同時通訳を導入して開催しました。
UC Davisは世界トップクラスのブドウ栽培・ワイン学部とロバート・モンダヴィ研究所を有する大学で、近郊にはワインの銘醸地として有名なナパバレーがあります。
今回のシンポジウムは、ロバート・モンダヴィ研究所の活動や、ワイン学と日本酒学の研究について紹介しました。

初めに、牛木辰男 新潟大学長よりご挨拶がありました。

牛木辰男 新潟大学長

続いて、UC Davis フードサイエンス&テクノロジー学部 准教授、ロバート・モンダヴィ ワイン&フードサイエンス研究所 所長 Edward SPANG先生より、特別講演として「ロバート・モンダヴィ研究所の取り組み」についてご紹介いただきました。
また、後半のセッションでも、先生のご研究である「食品廃棄物の循環経済ソリューション」についてご講演をいただき、UC Davisやアメリカにおける食品廃棄物削減への取り組みをご紹介いただきました。

Dr. Edward SPANG
UC Davis フードサイエンス&テクノロジー学部 准教授
ロバート・モンダヴィ ワイン&フードサイエンス研究所 所長

UC Davis フードサイエンス&テクノロジー学部 アンハイザー・ブッシュ寄付講座 教授 Glen FOX先生からは、招待講演として「アメリカにおけるSaké」についてご紹介いただき、アメリカにおける酒米の生産やsaké醸造について学びました。


Dr. Glen FOX
UC Davis フードサイエンス&テクノロジー学部 アンハイザー・ブッシュ寄付講座 教授

日本酒学センターからは、岸 保行 副センター長、柿原嘉人 助教、西田郁久 特任助教から日本酒学に関する最新の研究報告がありました。

岸 保行 新潟大学日本酒学センター 副センター長/准教授

柿原嘉人 新潟大学日本酒学センター/助教

西田郁久 新潟大学日本酒学センター/特任助教

シンポジウムの最後には、青木俊夫 新潟県醸造試験場長、大平俊治 新潟県酒造組合会長、末吉 邦 新潟大学日本酒学センター長/理事より、講評と今後についてお言葉をいただきました。

国内外の大学、研究機関、民間企業等の関係者、一般の方等135名(現地:39名、オンライン:96名)の参加がありました。