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平成30年度「日本酒学B」を開講しました

平成30年4月から始まった「日本酒学」の学びの総括となる「日本酒学B」が平成31年2月12日(火)、13日(水)に開講されました。

「日本酒学A-1, A-2」では約300名の学生が受講しましたが、日本酒学の実践編として構成された「日本酒学B」は「日本酒学A-1, A-2」を履修した20歳以上の学生を対象に行われました。募集定員の30名を超える聴講希望があったため、聴講者は抽選となりました。
1日目は、新潟県醸造試験場(新潟市)において金桶光起場長ならびに佐藤圭吾専門研究員、栗林喬主任研究員からのきき酒に関する講義を受けたのち、実際にきき酒に挑戦しました。2日目は場所を今代司酒造株式会社(新潟市)に移し、実際にお酒を作っている酒蔵内を高杉修杜氏にご説明いただき見学したのち、新潟県酒造組合の近藤伸一副会長からの「日本酒からの地域活性化」の講義、さらには平田大副会長から「日本酒のマナー」について学びました。ディスカッションでは、大平俊治会長にも加わっていただき、新潟清酒の海外展開から、日本酒を活用した地域活性化、杜氏制度の歴史、新商品の開発まで幅広い観点について学生から質問が寄せられ、活発な議論がおこなわれました。最後に、今代司酒造の田中洋介社長、金桶光起場長から日本酒とペアリングの実習講義がおこなわれ、実際にチーズとスルメを食べながら日本酒との食べ合わせについて学びを深めました。
受講した学生は熱心に講義、実習、ディスカッションに参加していました。
初となる「日本酒学」の講義が終了しました。来年度もさらにパワーアップして日本酒学を開講する予定です。