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令和4年度日本酒学A、日本酒学B、日本酒学Cを開講しました

令和4年度の日本酒学A(概論)、日本酒学B(実践)、日本酒学C(研究の実践例)を開講しました。

日本酒学A(概論)は、4月13日(水)から8月3日(水)までオンラインにて開講しました。
講義内容は、「日本酒学」の成り立ちの解説から始まり、日本酒の製造方法に関する科学的基礎知識、日本酒の歴史や地域性などの文化的側面、酒税制度、経済学・経営学的側面、日本酒のマナー、脳や健康と日本酒との関係、海外における日本酒事情、ビールなど他の酒類との比較、フードペアリングなど、日本酒に関する幅広い分野を網羅した講義が行われました。講師は、日本酒学センターの教員の他、学外の各分野のエキスパートによるもので、聴講定員460名のところ、1,000名近い聴講希望がありました。なお、本年度より日本酒学Aは一学期通しての開講となっています。

日本酒学B(実践)は、20歳以上の日本酒学Aの単位取得者を対象とした2日間の集中講義で、本年度は8月9日(火)、10日(水)に開講しました。
令和2年度からの2年間はオンラインでしたが、本年度は対面での開講となりました。
1日目は、新潟県醸造試験場から講師の方々をお招きし、きき酒に関する基礎的な講義を受けた後、実践としてきき酒に挑戦しました。また、料理研究家の講師による日本酒と料理のペアリングの講義では、日本酒に合う様々な料理を紹介いただき、体験型の学びが行われました。
2日目は、麒麟山酒造株式会社(新潟県東蒲原郡阿賀町津川)のご協力のもと、会社を訪問して講義を実施しました。代表取締役社長より酒蔵の取組について講義をいただいた後、酒蔵見学では杜氏の方より酒造りの工程や設備について丁寧な説明をいただきました。午後は、新潟県酒造組合の講師の方々から「日本酒からの地域活性化」と題した講義を受け、その後のディスカッションでは、講師と学生間で活発な議論が行われました。
2日間にわたる講義の締めくくりには、新潟清酒学校元校長の平田大六先生から、日本酒を飲む上でのマナーについて講義をいただきました。20名の学生が受講しました。

日本酒学C(研究の実践例)は、6月15日(水)から8月3日(水)に開講されました。昨年度はオンラインでの実施でしたが、本年度は対面授業となりました。講師は、日本酒学センター所属の特任助教5名で、日本酒に関する多様な分野の最新研究について講義が行われました。最終講義は「日本酒学を考える」と題し、学生からの質問に5人の特任助教が答える形式で日本酒学の学びを深めました。定員100名のところ、250名を超える聴講希望がありました。

なお、各講義内容につきましては教育のページをご覧ください。

 

麒麟山酒造株式会社様での日本酒学Bの講義の様子

 

日本酒学Cの講義の様子