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令和3年度日本酒学A、日本酒学B、日本酒学Cを開講しました

令和3年度の日本酒学A-1(基礎)、日本酒学A-2(発展)、日本酒学B(実践)をオンラインにて開講しました。さらに今年度は、日本酒学センター特任教員がそれぞれの研究内容を紹介し、日本酒に関連する多様な学術分野の最新研究について学ぶことができる日本酒学C(研究の実践例)を新たに開講しました。

日本酒学Aは、4月14日(水)から8月4日(水)までオンラインにて開講しました。
日本酒の製造方法に関する科学的基礎知識、日本酒の歴史や地域性といった文化的側面、酒税制度、日本酒のマナー、日本酒と健康など、日本酒に関する幅広い知識を網羅する講義のほか、「グローバル展開に必要な要素をワインに学ぶ」と題した外部講師による発展的な講義も実施しました。定員460名のところ、1,000名を超える聴講希望がありました。

日本酒学講義の総括となる日本酒学Bは、20歳以上の日本酒学Aの単位取得者を対象とした定員25名の2日間の集中講義です。本年度は,9月21日(火)、22日(水)に開講し、講義形式はオンライン開催となったため、講義内容はシラバス情報から一部変更して実施しました。
1日目は新潟県醸造試験場の講師の方々より、きき酒、味覚、清酒の味、香りなどについて講義を頂き、実際に清酒の香気特性について学びました。また、日本酒と料理のペアリングでは、様々な日本酒に合う料理についてご紹介いただきました。
2日目は麒麟山酒造株式会社(本社東蒲原郡阿賀町津川)や新潟県酒造組合の講師の方々にご協力いただき、動画による酒蔵見学と酒造りの実際、日本酒からの地域活性化への取り組みについて講義いただきました。
2日間にわたる講義の最後には、新潟清酒学校元校長 平田大六先生から日本酒を飲む上でのマナーについて講義いただきました。

今年度より新設した日本酒学Cは、6月16日(水)から8月4日(水)までオンラインにて開講しました。
日本酒学センター所属の特任助教5名より、各々の専門分野における日本酒に関連する最新研究について紹介しました。講義の最後には、「日本酒学を考える」とし、参加学生からの質問などに5人の特任助教が答える形式で日本酒学の学びを深めました。定員100名のところ、200名を超える聴講希望がありました。

なお、各講義内容につきましては日本酒学センター ウェブサイトの教育のページをご覧ください。