第5回日本酒学シンポジウム「日本酒学の発信 活動と期待」を開催しました
2022年11月15日(火)13時15分より、ホテルイタリア軒3階サンマルコにて、新潟大学、新潟県、新潟県酒造組合主催の第5回日本酒学シンポジウムをハイブリッド形式(現地およびオンライン)で開催しました。
本年度のテーマは、「日本酒学の発信 活動と期待」と題し、日本の伝統文化としての日本酒や日本酒学の国内外に向けた発信の取り組み等を中心に紹介しました。
初めに牛木辰男 新潟大学長よりご挨拶がありました。
牛木辰男 新潟大学長
「第1部 日本の伝統文化としての日本酒の国内外への発信」では、招待講演「日本博による文化観光資源の見える化」として、根来恭子 日本博事務局長より、日本博事業立ち上げの経緯や今後の目指す姿等についてご紹介いただきました。
また、「日本博による日本酒学を介した日本の伝統文化/日本酒の魅力発信」では小野佳子 新潟大学日本酒学センター 推進室長より、日本博事業の採択を受けて制作した映像作品(※)について、紹介させていただき、ダイジェスト版を初公開しました。
根来恭子 日本博事務局長
また、ゲストスピーカーとして、佐藤 淳 金沢学院大学 経済学部 教授、今田周三 日本酒造組合中央会 日本の酒情報館館長のお二人をお招きし、日本酒の地域経済学や、世界に向けた情報発信のために取り組む課題等についてご講演を頂戴しました。
佐藤 淳 金沢学院大学 経済学部 教授
今田周三 日本酒造組合中央会 日本の酒情報館館長
「第2部『日本酒学』発展への取り組み」では、平田 大 新潟大学日本酒学センター 副センター長より、「日本酒学センター活動全体像」として、本年度実施したボルドーサマースクールや大学院日本酒学プログラム(博士前期課程)等の取り組みについて紹介がありました。
その後、日本酒学センターの特任助教5名による最新の研究報告を行いました。
日本酒学センターの西田郁久 特任助教の発表の中では、牛木学長がイラストをご担当され牛木学長ならびに西田 特任助教がご出演された、酒造りのサイエンスを楽しく学ぶことができる映像「酒造りミクロツアー」も紹介されました。
シンポジウムの最後には、ご挨拶とし、金桶光起 新潟県醸造試験場長、大平俊治 新潟県酒造組合会長、末吉 邦 新潟大学理事・副学長より、日本酒学の発展と展望についてお言葉をいただきました。
県内外の大学、研究機関、民間企業等の関係者、一般の方等180名(現地:54名、オンライン:126名)の参加がありました。
(※)日本博事業の採択を受けて制作した映像作品「新潟発!知のツーリズム『日本酒学(Sakeology)』文化体験プログラム」はこちら。是非ご覧ください。