教育
Education
総合⼤学である新潟⼤学の強みを⽣かした「領域横断型の学び」、酒造会社や酒販店での実習や演習を取り⼊れた「主体的な問題解決型の学び」を提供することで、従来の醸造学・発酵学にとどまらない幅広い視点をもち、⽇本の伝統的⽂化である⽇本酒を多⾓的に学ぶことで、その知識・教養を⾝に付け国内外に発信できる国際的⼈材を育てます。
⽇本酒学講義
学部⽣を対象とした教養科⽬として、3つの講義(⽇本酒学A、B、C)を開講しています。
日本酒学A(概論) 定員460名(2023年度)
⽇本酒に関わる⽂化的・科学的な幅広い分野を網羅した学問の基礎と発展を学びます。
日にち | 内容 | 講師・担当 |
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第1回 4月12日 | 日本酒学の成り立ち | 平田 大(新潟大学日本酒学センター 副センター長 / 農学部 教授 / 新潟県酒造組合 副会長) |
特別講座① | 牛木 辰男(新潟大学長) | |
特別講座② | 大平 俊治(新潟県酒造組合 会長) | |
ガイダンス | 岸 保行(新潟大学日本酒学センター 副センター長 / 経済科学部 准教授) | |
第2回 4月19日 | 日本酒とは① ~米から醸される世界の酒~ | 平田 大(新潟大学日本酒学センター 副センター長 / 農学部 教授 / 新潟県酒造組合 副会長) |
第3回 4月26日 | 日本酒の歴史 | 後藤 奈美(独立行政法人酒類総合研究所 前理事長) |
第4回 5月1日 | 日本酒とは② ~製造方法の基礎~ | 青木 俊夫(新潟県醸造試験場長) 城 斗志夫(新潟大学日本酒学センター 協力教員 / 農学部 教授) |
第5回 5月10日 | 日本酒のマナー | 渡辺 英雄(新潟大学日本酒学センター / 経済科学部 助手) 村山 和恵(新潟青陵大学短期大学部 助教) |
第6回 5月17日 | アルコールと脳 | 武井 延之(新潟大学日本酒学センター 協力教員 / 脳研究所 准教授) |
第7回 5月24日 | 日本酒と税金 | 上丸 寛之(新潟大学日本酒学センター 協力教員 / 経済科学部 教授) |
第8回 5月31日 | 中間試験(第2~7回講義に関する試験) | |
第9回 6月14日 | 日本酒と料亭・花街の文化 | 岡崎 篤行(新潟大学日本酒学センター 協力教員 / 工学部 教授) |
第10回 6月21日 | 日本酒の経済学・経営学 | 伊藤 亮司(新潟大学日本酒学センター 協力教員 / 農学部 助教) 岸 保行(新潟大学日本酒学センター 副センター長 / 経済科学部 准教授) |
第11回 6月28日 | 日本酒造りを理解するために | 福田 央(独立行政法人酒類総合研究所 理事長) |
第12回 7月5日 | 日本の酒類のグローバル化:日本酒、ビール、ウイスキーの比較分析 | 都留 康(一橋大学 名誉教授) |
第13回 7月12日 | ビールとの比較に学ぶ | 伊藤 昇(サントリーホールディングス株式会社 社友) |
第14回 7月19日 | 日本酒と食~フードペアリング、官能と科学~ | 伏木 亨(甲子園大学 副学長 / 教授) |
第15回 7月26日 | 日本酒を世界へ伝える方法 | WHITAKER Andrew(新潟大学日本酒学センター 協力教員 / 農学部 准教授) 田中洋介(LAGOON BREWERY合同会社 代表) |
第16回 8月2日 | 期末試験(第9~15回講義に関する試験) | |
※講義情報は新潟大学シラバス検索のサイトから「日本酒学」で検索してください。
※2023年度 授業形式:オンライン
日本酒学A 講義の様子(2019年度)
日本酒学B(実践) 定員25名(2023年度)
日本酒学Aの単位を取得した20歳以上の学生を対象とした講義で、日本酒に関わる実践を学びます。
日にち | 内容 | 講師・担当 |
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1日目 8月9日 | きき酒について | 青木 俊夫(新潟県醸造試験場長) |
基本味の識別 きき酒説明:清酒の味について 味と味の濃度差の識別 |
佐藤 圭吾(新潟県醸造試験場 専門研究員) | |
きき酒説明:清酒の香気特性について 香気特性の記憶と識別 市販酒5点のマッチング試験 |
菅原 雅通(新潟県醸造試験場 主任研究員) | |
食事とのペアリング | 青木 俊夫(新潟県醸造試験場長) 中島 有香(料理研究家) |
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2日目 8月10日 | 酒蔵見学と麹の教室 笹祝酒造の取り組み |
笹口 亮介(笹祝酒造株式会社 代表取締役社長) |
日本酒からの地域活性化 ~農業から酒蔵ツーリズム~ | 平島 健(新潟県酒造組合 副会長) | |
日本酒からの地域活性化 ~醸造発酵の街 長岡・摂田屋~ | 峰政 祐己(新潟県酒造組合 海外戦略委員長) | |
ディスカッション | 司会: 平島 健(新潟県酒造組合 副会長) ディスカッション: 大平 俊治(新潟県酒造組合 会長) 平島 健(新潟県酒造組合 副会長) 峰政 祐己(新潟県酒造組合 海外戦略委員長) 笹口 亮介(笹祝酒造株式会社 代表取締役社長) 平田 大(新潟大学日本酒学センター 副センター長 / 農学部 教授 / 新潟県酒造組合 副会長) |
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日本酒のマナー | 平田 大六(新潟清酒学校 元校長 / 大洋酒造株式会社 元蔵元 / 関川村 元村長) |
※講義情報は新潟大学シラバス検索のサイトから「日本酒学」で検索してください。
※2023年度 授業形式:対面
日本酒学B 講義の様子(2023年度)
日本酒学C(研究の実践例) 定員100名(2023年度)
日本酒学センター所属教員の日本酒に関連する多様な学術分野の最新研究について学びます。
日にち | 内容 | 講師・担当 |
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第1回 6月14日 | ガイダンス | 畑 有紀(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 西田 郁久(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 山本 正彦(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 佐藤 茉美(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 宮本 託志(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) |
第2回 6月21日 | 日本酒から見える微生物の世界 | 西田 郁久(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) |
第3回 6月28日 | 土と人とがつくる酒米 | 宮本 託志(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) |
第4回 7月5日 | 古典文芸に描かれた日本の酒 | 畑 有紀(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) |
第5回 7月12日 | 糖尿病とアルコール摂取 | 山本 正彦(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) |
第6回 7月19日 | 日本酒や酒粕の機能性 | 佐藤 茉美(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) |
第7回 7月26日 | 日本酒学を考える | 畑 有紀(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 西田 郁久(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 山本 正彦(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 佐藤 茉美(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) 宮本 託志(新潟大学日本酒学センター / 特任助教) |
第8回 8月2日 | 期末試験 |
※講義情報は新潟大学シラバス検索のサイトから「日本酒学」で検索してください。
※2023年度 授業形式:対面
日本酒学C 講義の様子(2023年度)
⼤学院⽇本酒学プログラム
新潟⼤学⼤学院現代社会⽂化研究科/⾃然科学研究科において、⽇本酒学プログラムを開講しています。
⽇本酒という対象を共通の軸として、⾃らの専⾨領域に加え、⽇本酒の原料・⽣産から販売・消費まで、さらには⽂化や歴史・伝統、健康に⾄るまでの幅広い多様な異なる領域を俯瞰した内容で⽂理融合型の教育研究を⾏います。
オンライン国際教育プラットフォーム
JV-Campus
⽂部科学省事業である⽇本発のオンライン国際教育プラットフォーム「Japan Virtual Campus (JV-Campus)」のオリジナルコンテンツより、英語による⽇本酒学の講義映像を配信しています。